費用をかけずにできる発電量UP・パネル選別 その1

255Wパネル設置

昨日は太陽光発電に関わる人にとっては特別な日、夏至でしたね!各地で記念式典が開催されたことと思います。夏至ましておめでとうございます。^^

夏至記念第一弾といたしまして、今回はパネル選別の効果がはたして如何程のものか?を見えループデータを元に検証していきます。

パネル選別とは、太陽光パネルに付いてくるフラッシュレポートを元に、実際の出力の近いパネル同士で組み合わせてストリングを組む手法です。おそらく誰もやっていないかと・・・^^;

フラッシュレポート

ご存知のように、太陽光パネルを直列に繋いだ場合、最も出力の小さい(内部抵抗の高い)パネルに足を引っ張られてしまいます。新しい乾電池と古い乾電池を混ぜたらダメなのと同じ理屈ですね。出力の低いパネルがボトルネックになり電流が制限されるため、高出力のパネルが実力を発揮できません。もし、フラッシュレポートのデータに大きなバラツキがある場合は、出力の高い物同士を組み合わせることで、ランダムに組むよりは出力アップが見込めるハズです。

そればかりか、ストリングの電流は一定なので内部抵抗の高いパネルの温度が集中的に上がる可能性もあります。したがって、パネル選別は出力UPだけでなく、信頼性の向上にも繋がるはずです。良いことずくめですね。でもこの作業を人に頼むと非常に嫌がられるので、それなりの覚悟が必要です。(笑)

余談ですが、オーディオアンプの出力段のトランジスタが並列接続されてる場合、トランジスタを選別することで著しい音質向上が実現できます。量産でやるのは困難ですが、自分の装置なら自分でやっちゃいますよね?その感覚です。^^

みのりソーラー1、2,3号基は全てパネル選別を実施しています。具体的には、1号基の300wパネルは300w~312wまでばらついていたので、306w以上をハイスペック、306w以下をロースペックとして振り分け、ハイスペックをストリング(以下ST)1~16、ロースペックをST17~24に振り分けています(ST25は追加パネルのため未選別)。その結果どの程度の効果があったのかを、冬至から夏至にかけてのデータで比較します。(集計が非常に面倒なので去年の12月22日~31日のデータは無視します。)

さて結果は・・・

長くなるので、次号に続きます。^^

 

「費用をかけずにできる発電量UP・パネル選別 その1」への6件のフィードバック

  1. え~っと。手間の割りに、出力向上が1%~程度しかみこめないんですが・・・。よろしいんでしょうか?
    パワコンのMPPTとか、マルチストリングス機能とかで全部補完されてますので・・・。
    一部メーカーの古い型の10KWパワコンとかはMPPTがぎこちなく、マルチストリングスでもないんで効果があるんでしょうけど。

  2. 匿名希望さん

    コメントありがとうございます!!
    そうですね!1%のロスが気にならない方には決しておススメできません。あくまでも自己満足の世界ですので。。。^^
    ちなみにパネルの出力のバラツキによるロスはマルチストリングスでは補完できません。Tigoで最適化を図れば補完できますが・・・

  3. >パネルの出力のバラツキによるロスはマルチストリングスでは補完できません
    いえ、太陽光発電でパネルの出力のバラつきが問題になるのは、電圧の点なので。出力がばらつく(特に電圧がばらつく)=MPPTで最適値をみつけるために、パワコンで入力電圧を抑制始めて一番低い電圧にあわせるってのが出力に影響する問題なんで。
    マルチSですとある程度電圧のバラつき補完ができますので。ただその分、昇圧機能のせいで、パワコン自体の効率は低目になりますが。

    1. 匿名希望さん

      すみません。私の説明が悪くて誤解されているようです。匿名希望さんの言われている問題はストリング間の電圧のバラツキの話ですので、全然違う次元の話です。ストリング同士の電圧バラツキはMPPTやマルチSで当然補完されます。私が問題にしてるのはパワコンに入力される前の、あるストリングの「電力」ロスそのものです。各ストリングの電流はそのストリングス内のもっとも出力の低いパネルで制限を受け低下します。それによって低下したストリングスの「電力ロス」そのものをパワコン側で補填することはできません。なんせパワコンへ入力される以前の話ですし、パワコンはパネル1枚ごとの出力を知る由もないので補完しようがないのは当然ですよね。

      もし解りにくければ、パネル数枚が陰になる場合を考えて下さい。ご存じのように、マルチSなら陰になるパネル同士を同一ストリングスに組むことで、ロスを減らすことが可能ですよね?これを応用したのがパネル選別とも言えます。影になる(出力の低い)パネル同士を同一ストリングスに組むことで、ロスを少しでも減らそうというわけです。

  4. 理論的に、直列パネルの出力を揃える方が出力がアップすることはあり得ません。例えば、最大作動電流値が同じで作動電圧の異なる300Wパネルと150Wパネルを直列に繋げば、パワコンの出力は150W×2枚直列の場合の正確に1.5倍になります。直列のパネル間では電流が同じになるので、パワコンがMPPTで最大出力電流を見つけた時に、この電流が各パネルにおける最大出力点になっていることが最適なので、パネル間で「最大出力動作電流」が同じであればよいというだけです。同種のパネルであれば「最大出力動作電流」はほぼ同じであり、パネルの出力を揃えるのは無意味です。

    1. asho さん

      コメントありがとうございます。確かにそうですね。むしろ電流値で選別すべきですね。ただ、スペックシート見ると出力の大きいパネルは電流値も多い傾向があるので無意味ではないかと。

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